特許登録

研究プロジェクト RouteDetector の成果が特許登録となりました。 本研究はNTTセキュアプラットフォーム研究所との共同研究成果であり、また科研費・挑戦的萌芽研究「人間の移動軌跡とセンサー情報の相関分析により生じる脅威の実証と対策」(15K12038)による助成を受けました。当初の狙いとしてはスマートフォンをユーザ標的としたPoC攻撃の評価対策として研究を進めましたが、得られた技術を転用することによって、GPSやWiFiによる測位ができない場所(例えば地下鉄内等)における位置情報推定技術としての活用が期待されます。

本研究プロジェクトの主な成果

  • 渡邉卓弥,秋山満昭,森達哉,”RouteDetector: 9軸センサ情報を用いた位置情報追跡攻撃”,コンピュータセキュリティシンポジウム2015論文集,vol. 2015,No. 3,pp. 1127-1134 ,2015年10月 [概要] (PWS2015 優秀論文賞)
  • T. Watanabe, M. Akiyama, and T. Mori, “RouteDetector: Sensor-based Positioning System that Exploits Spatio-temporal Regularity of Human Mobility,” Proceedings of the 9th USENIX Workshop on Offensive Technologies (WOOT ’15), pp. 1-11, August 2015, Washington D.C., US. (acceptance rate: 35.1% = 20/57) [PDF][slide][bibtex][USENIX]
  • T. Watanabe, M. Akiyama, and T. Mori, “Tracking the Human Mobility Using Mobile Device Sensors,” IEICE Transactions on Information and Systems, Vol. E100-D, No. 8, pp. 1680–1690, Aug. 2017 [PDF]
  • 渡邉、秋山、八木、森 特許第6367771号 位置推定装置、位置推定方法および位置推定プログラム