サイバーセキュリティ研究・産学官連携戦略ワーキンググループ中間報告

森が主査を務めている、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)研究・産学官連携戦略ワーキンググループが「サイバーセキュリティ研究・産学官連携戦略ワーキンググループ中間報告」をまとめました。

このワーキンググループは、産学官の連携によるサイバーセキュリティの研究開発を振興する有効な政策をまとめることを狙いとして、親委員会であるNISC研究開発戦略専門調査会の元に組織されたもので、企業と大学から参加している10名のワーキンググループ委員とNISC事務局メンバーによる約3ヶ月に及ぶ密度が濃い議論の末、まとめた内容を中間報告として発表したものです。特に国際的にも競争力がある研究成果を出すために、持続可能なエコシステムを構築することを主眼に政策提言を行っている点に特徴があります。1枚ものの「概要」にエッセンスがまとまっていますので、是非ご一読ください。

この中間報告の内容と今後の展望に関しては、コンピュータセキュリティシンポジウム(CSS2020)の企画セッションにおいて、総勢200名を超える参加者による意見交換、議論を実施しました。今後も政府によるサイバーセキュリティ研究開発振興政策に対し、在野精神を行動規範とする研究者の立場で、研究コミュニティ内での議論を継続できればと思います。