暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS) 2016 にて発表しました

M2の竹越君が熊本で開催された暗号と情報セキュリティシンポジウム (SCIS) 2016 にて発表しました。

竹越健斗,孫博,森達哉,”Twitter におけるフォロワーマーケットの実態調査とフェイクアカウントの抽出方法” 暗号と情報セキュリティシンポジウム (SCIS 2016), 2016年1月

発表の概要は以下のとおりです。

Twitter を始めとするマイクロブロギングサービスは世界中で利用されている.ユーザーがサービスを利用する目的は多岐に渡るが,中には個人の自己表現や政治活動等の用途で利用するケースがある.このような「宣伝用途」のニーズに呼応してリツイートやフォロワーを購入できる「フォロワーマーケット」が登場した.フォロワーマーケットのサービスはソーシャルネットワークにおける評判情報を人工的に作り出してしまうため,悪意あるツイートの大量拡散や社会不安を煽るような情報操作に悪用されてしまうリスクがある.本論文では Twitter を対象として国内外のフォロワーマーケットを対象とした実態調査を行い,フェイクアカウントに固有ないくつかの特徴を明らかにした.また実態調査の結果を元にマーケット内で購入できるフォロワー(以下フェイクアカウント)の特徴分析を行い,フェイクアカウントの自動抽出を試みた.その結果,約1,200 万の未知アカウントから約 4,500 のコミュニティに分類される約32 万のフェイクアカウントが抽出された.

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Accepted to ACM IWSPA 2016

Our paper submitted to the 2nd ACM International Workshop on Security and Privacy Analytics (IWSPA) is accepted for publication. Congrats Ishii-kun! IWSPA is a workshop collocated with ACM CODASPY.

Y. Ishii, T. Watanabe, M. Akiyama, and T. Mori, “Clone or Relative?: Understanding the Origins of Similar Android Apps,” Proceedings of the ACM International Workshop on Security And Privacy Analytics (IWSPA 2016), pp. xx-xx, Mar 2016, (to appear)

チームm1z0r3,SECCON 2015 決勝大会進出

森研・後藤研の有志+αの学生CTFチーム「m1z0r3」がSECCON 2015 オンライン予選を突破し,決勝大会への出場を決めました.

SECCON(SECurity CONtest)とは,情報セキュリティに関する知識を競技を通して競い合う大会のことで,毎年開催されています.チームm1z0r3は一昨年と昨年に決勝大会に出場し,今年で3年連続3回目の出場となります.なお,今年のSECCONは決勝大会に学生向け枠の大会<Intercollege>,国際枠の大会<International>という二つの大会が用意されており,予選を突破することで二つの大会の参加権を得ることができます.

SECCON 2015 オンライン予選は12/5(土)15:00~12/6(日)15:00に24時間行われ,m1z0r3は大学のゼミ室に集まり予選開始時間から終了時間ギリギリまでチームで協力して問題に挑みました.その結果m1z0r3は世界4位,国内1位という成績を収め,SECCON 2015 決勝大会(intercollege, international)への出場権を獲得しました.

1月末の決勝大会に向けてチーム一丸となって頑張ります.ranking

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Accepted to IEICE Transactions

Our paper on URL blacklisting, submitted to the IEICE Transactions was accepted for publication. Congrats, Sun-san!

B. Sun, M. Akiyama, T. Yagi, M. Hatada, and T. Mori, “Automating URL Blacklist Generation with Similarity Search Approach,” IEICE Transactions on Information and Systems, Vol.E99-D, No.4, pp. xx-xx, April 2016 (in press).