【学内向け情報】プロジェクト研究Aの履修に関して

2019年度春学期のプロジェクト研究Aでは、以下のようなテーマに取り組んでもらう予定です。それぞれのテーマに対し、研究室の学生がメンターとなって指導にあたりますので、事前知識や経験は不要です。ただし、プロジェクト研究が意義のある取り組みとするためにはそれなりの時間と努力が必要となることは言うまでもありません。

  • (1) VoiceAssistant のセキュリティ・プライバシー(AIスピーカ等IoT機器を利用)
  • (2)VR/AR/MRのセキュリティ・プライバシー(Magic Leap、Microsoft HoloLens 等を利用)
  • (3) プロジェクションマッピングによる物理世界セキュリティ(LightformLF1を利用)
  • (4) 機械学習のセキュリティ(adversarial learning を使った面白い攻撃事例を実装)

・その他持ち込みの提案があれば歓迎します

森研でのプロジェクト研究Aの履修に関心がある人は事前にメールで連絡してください(mori@nsl.cs.waseda.ac.jp)。ただし、卒論着手条件を満たしており、成績としても十分に余力があることを条件にしたいと思います(プロジェクト研究を頑張りすぎて、卒論着手できないような事態に陥らないように!)。

Posted in Lab

【学内向け情報】研究室配属/オープンハウス

当研究室に興味がある人はオープンハウスの期間を利用して直接研究室を訪問することをお薦めします(日程は下記参照)。当研究室にかぎらず、研究室を選ぶ上で重要なのは研究室を主宰する教員の理念やビジョンに共感できることです。研究のスタイルが自分に合うかの判断も重要です。例えば基礎を重視するのか、応用を重視するのか。紙と鉛筆だけで研究できるのか、計算機だけで完結できるのか、実機が必要なのか、モノづくりが必要なのか。物事の本質を攻めるのか、実社会で使えるサービス化を目指すのか。レガシーを攻めるのか、流行りものを攻めるのか、流行ってもいない何か新しいものを攻めるのか。ハードやソフトを相手にするのか、人間を相手にするのか、等々。

森の個人的な考えとして、研究活動においては「グリット」(Grit)、つまり「やり抜く力」を醸成することを大事にしたいと考えています。中途半端な状態ですぐに何かを投げ出してしまうのではなく、最後までとことんやることができる人、またそうなりたいと考えている人を歓迎したいと考えています(人に求めるだけではなく、自分自身もそうありたいと日々考えています)。グリットは研究にかぎらず、社会の様々なところで役に立つかけがえのない力となります。

どのような知識や技術を身につけたいかという視点も研究室選択の役に立つと思います。どの研究室でも共通するのは論理的な考え方や明快な文章の書き方や発表方法が身につくことです(特に大学院に進学すれば)。私の研究室ではこれらのことに加え、セキュリティ・プライバシーに関する専門知識と技術、そして国際的な経験値を沢山積んでほしいと考えています。そのために、レベルが高い国際会議に論文を投稿すること、そして日頃から英語で議論する経験を増やすことを重視しています。そうした場で認められるためには、明快なロジックの構成、文書作成、発表、議論が磨かれる必要があるからです。過去に研究室でどういう論文を書いてきたかは、業績のページから参照できます。

このあたりは説明会やウェブの限られた情報ではなかなか伝わりにくいと思います。教員からしても、実際に話をしてみないと学生が何を期待しているかがわからないものです。研究室を訪問して先輩学生何人かと話をしてみることで研究室の雰囲気を 感じたり、実際の研究や生活に関する生の情報を収集することも出来ます。オープンハウスの機会に遠慮無くドアをノックしてみてください!

2018年度研究室配属学生、プロジェクト研究生、その他興味をもった人に向けたオープンハウスの日程は下記の通りです(学内の人であれば誰でも訪問OKです)。
(3/26は卒業式のため、無しとしました)

・3/22(土) 15〜18時頃
・3/25(月) 10〜18時頃
・3/27(水) 10〜18時頃

いずれの時間帯も研究室の学生が対応します。特に森と直接話をしたい人は

・3/25(月) の15時〜17時
・3/26(火) の15時〜17時

の時間帯で個別に時間をとりますので、訪問前にメールで連絡してください。

e-mail: mori [at] nsl.cs.waseda.ac.jp

森のオフィスは55号館N棟608室です。学生の部屋はその隣にあります(606室)。

Posted in Lab

【学内向け情報】プロジェクト研究B

2018年度秋学期のプロジェクト研究Bでは、以下のようなテーマに取り組んでもらう予定です。それぞれのテーマに対し、研究室の学生がメンターとなって指導にあたりますので、事前知識や経験は不要です。ただし、プロジェクト研究を意義のある取り組みとするためにはそれなりの時間と努力が必要となることは言うまでもありません。

Adversarial Examples の作成と評価
・ブロックチェーン技術の理解と実践(テストベッド運用)
・自作AIスピーカを用いた実験
・大規模パスワードデータ解析
・大規模Androidアプリの解析
・変わったドメイン名の収集と解析
・その他持ち込みの提案があれば歓迎します

森研でのプロジェクト研究Bの履修に関心がある人は事前にメールで連絡してください(mori@nsl.cs.waseda.ac.jp)。ただし、卒論着手条件を満たしており、成績としても十分に余力があることを条件にしたいと思います(プロジェクト研究を頑張りすぎて、卒論着手できないような事態に陥らないように!)

プロジェクト研究は真面目に取り組めばそれなりに大変なものですが、やればやっただけ自分の実力が身につくプロセスを提供することを狙いとしています。単に2単位をとるためだけの手段としてではなく、この機会を能動的に活かして自分に力をつけることを目的とすれば、大いに活用できると思います。

学に志すの士は、当に自ら己を頼むべし。人の熱に因ることなかれ」(言志四録)

自ら自分のやる気に火をつけて発奮しましょう!

Posted in Lab