山下記念研究賞

博士後期課程1年の飯島涼君が情報処理学会の2019年度山下記念研究賞受賞しました(ただし授賞式は来年の3月)。同賞は研究会およびシンポジウム発表論文の中から特に優秀な論文を選び、その発表者に授与されるもので、飯島君がコンピュータセキュリティシンポジウム(CSS2018)で発表した「超音波の分離放射による音声認識機器への攻撃:ユーザスタディ評価と対策技術の提案」に対して表彰されたものです。なお、同発表はCSS2018でも最優秀論文賞をしています。おめでとう!

【学内向け情報】プロジェクト研究Bの履修に関して

2019年度秋学期のプロジェクト研究Aでは、以下のようなテーマに取り組んでもらう予定です。それぞれのテーマに対し、研究室の学生がメンターとなって指導にあたりますので、事前知識や経験は不要です(3週間に1度程度でミーティングをします。議論はSlack等でやる場合もあります)。ただし、プロジェクト研究が意義のある取り組みとするためにはそれなりの時間と努力が必要となることは言うまでもありません。

  • (1) VoiceAssistant アプリのセキュリティ・プライバシー
  • (2)VR/AR/MRのセキュリティ・プライバシー(LF-1、Looking Glass、Magic Leap、Microsoft HoloLens 等を利用)
  • (3) 機械学習セキュリティ(adversarial learning を使った面白い攻撃事例を実装)
  • (4) ロボットアプリのセキュリティ
  • (5) ユーザ行動のセキュリティ

・その他持ち込みの提案があれば歓迎します。

森研でのプロジェクト研究Aの履修に関心がある人は事前にメールで連絡してください(mori@nsl.cs.waseda.ac.jp)。ただし、卒論着手条件を満たしており、成績としても十分に余力があることを条件にしたいと思います(プロジェクト研究を頑張りすぎて、卒論着手できないような事態に陥らないように!)。

【成績に関しての注意】単位科目の評価としては、じっくり時間をかけてとりくんだか(付け焼き刃で適当にまとめた発表をしていないか)という観点を重視しますので、時間がとれない心配があり、かつ成績評価を気にする人は当研究室でプロジェクト研究を履修するのは避けた方が良いと思います。

【研究テーマに関して】漠然とセキュリティに興味はあるけど、具体的に何をしたらよいかわからない、という人が多いと思います。そういう人には、一度論文をじっくり読み通してみることをおすすめします。例えば下記の IEEE S&P という会議は、セキュリティ・プライバシーに関して、非常に面白く、かつ有意義な研究が発表される場として知られています。この中で、タイトルや概要を読んで興味がある論文を選び、まずは講演ビデオを視聴してみてください(CC = closed caption で字幕がつけられます)。それで面白いと思ったら、じっくりと中身を読んでみると良いです。完全に理解できるまで読むこむには2-3週間程度かかってもおかしくありません(周辺技術を勉強したり、引用されている他の論文を読む必要があるため)そのような作業を繰り返すことで、自分の興味が尖鋭化されていくのを実感できると思います。授業期間ではない夏季休業期間では、そうした時間を十分にとることができると思います。
https://www.ieee-security.org/TC/SP2019/program.html

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【学内向け情報】プロジェクト研究Aの履修に関して

2019年度春学期のプロジェクト研究Aでは、以下のようなテーマに取り組んでもらう予定です。それぞれのテーマに対し、研究室の学生がメンターとなって指導にあたりますので、事前知識や経験は不要です。ただし、プロジェクト研究が意義のある取り組みとするためにはそれなりの時間と努力が必要となることは言うまでもありません。

  • (1) VoiceAssistant のセキュリティ・プライバシー(AIスピーカ等IoT機器を利用)
  • (2)VR/AR/MRのセキュリティ・プライバシー(Magic Leap、Microsoft HoloLens 等を利用)
  • (3) プロジェクションマッピングによる物理世界セキュリティ(LightformLF1を利用)
  • (4) 機械学習のセキュリティ(adversarial learning を使った面白い攻撃事例を実装)

・その他持ち込みの提案があれば歓迎します

森研でのプロジェクト研究Aの履修に関心がある人は事前にメールで連絡してください(mori@nsl.cs.waseda.ac.jp)。ただし、卒論着手条件を満たしており、成績としても十分に余力があることを条件にしたいと思います(プロジェクト研究を頑張りすぎて、卒論着手できないような事態に陥らないように!)。

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