研究室オープンハウス2025(学内向け情報)

以下の通り、研究室のオープンハウスを実施します(対面のみ)。訪問を希望する人は、以下の時間帯で研究室に来てください。事前のアポは不要です。都合が良いタイミングに訪問してください。研究室の学生が複数名待機していますので、研究室に関する説明や感想を聞いたり、質問することができます。

※本学の学生のみ、オープンハウスへの訪問が可能ですのでご留意ください。

日時:
3月17日(月) 10:00-17:00
3月18日(火) 10:00-17:00

場所:63号館5F 0517室

※教員(森)は群馬県前橋市で開催されるCSEC研究会に出張のため、両日とも不在となります

画像は生成AIによるイメージです

情報通信システムセキュリティ研究会 (ICSS)にて8件の研究発表

3月6、7日に沖縄県那覇市(沖縄県立美術館・博物館)で開催された情報通信システムセキュリティ研究会 (ICSS)にて、当研究室から8件の研究を発表しました。当日の発表の質疑応答の時間や、休憩時間等で頂きました有益なフィードバックや励ましを糧に、次の研究につなげたいと思います。

(画像は生成AIによるイメージです)

  1. 長橋舞, 加藤徹哉, 髙瀬由梨, 飯島涼, 森達哉, “フェイストラッキング技術を用いたVR個人認証方式の提案と評価“, 研究報告セキュリティ心理学とトラスト(SPT), 2025-SPT-58(12), pp. 1-8, 2025年3月.
  2. 髙瀬由梨, 秋山満昭, 戸田宇亮, 若井琢朗, 荒井ひろみ, 大木哲史, 森達哉, “AI開発におけるセキュリティ・プライバシーの認識と行動の実態調査“, 研究報告セキュリティ心理学とトラスト(SPT), 2025-SPT-58(41), pp. 1-8, 2025年3月.
  3. 戸田宇亮, 若井琢朗, 森達哉 “LLMエージェントを活用したPyPI上の悪性パッケージ大規模調査“, 信学技報, vol. 124, no. 422, ICSS2024-80, pp. 84-91, 2025年3月.
  4. 久保佑介, 若井琢朗, 森達哉 “GitHub Actionsのセキュアな運用に関する大規模実態調査“, 信学技報, vol. 124, no. 422, ICSS2024-81, pp. 92-99, 2025年3月.
  5. 平井航大, 田中優奈, 野本一輝, 小林竜之輔, 鶴岡豪, 森達哉, “自動運転システムにおける V2X 通信のセキュリティ評価フレームワーク”, 信学技報, vol. 124, no. 422, ICSS2024-105, pp. 281-288, 2025年3月.
  6. 佐藤光優, 小林竜之輔, 野本一輝, 田中優奈, 鶴岡豪, 森達哉, “自動運転におけるHDマップ改ざん攻撃の脅威と影響の評価“, 信学技報, vol. 124, no. 422, ICSS2024-106, pp. 289-296, 2025年3月.
  7. 吉澤龍一, 森達哉 ”強化学習を利用したDirected Greybox Fuzzingの検討”, 信学技報, vol. 124, no. 422, ICSS2024-109, pp. 313-320, 2025年3月.
  8. 小林竜之輔, 野本一輝, 田中優奈, 鶴岡豪, 森達哉, “データセットのアノテーション規則とMSFがLiDAR物体検出への敵対的攻撃に及ぼす影響の評価”, 信学技報, vol. 124, no. 422, ICSS2024-114, pp. 352-358, 2025年3月.

コンピュータセキュリティシンポジウム(CSS 2024)で11件の研究発表

10月22日から25日まで開催されたコンピュータセキュリティシンポジウム (CSS 2024) にて、当研究室から11件の研究を発表しました。この内、7件の発表に対して表彰を頂きました。当日発表でのフィードバック、ならびに表彰等で奨励頂きましたことを糧に、次の研究につなげたいと思います。

  • 飯島 涼,長谷川 幸己,河岡 諒,森 達哉,“rPPG 信号に基づく個人識別攻撃の提案と対策”,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp.46-53,2024年 (優秀論文賞)
  • 河岡諒,海老根佑雅,森達哉,“ステレオカメラ深度推定技術を用いたドローンの 衝突回避機構に対する錯視画像の影響評価“,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集, pp. 54-60,2024年
  • 山岸伶,藤井翔太,森達哉,“違法ソフトウェア導入を騙ったYouTube動画によるマルウェア拡散手法の実態解明“,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集, pp. 98-105,2024年 (コンセプト研究)
  • 野本一輝,福永拓海,鶴岡豪,小林竜之輔,田中優奈,神薗雅紀,森達哉,“自動運転システムのセキュリティ評価プラットフォーム Overpass による敵対的攻撃の E2E 評価“,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp. 393-400,2024年 (優秀論文賞)
  • 鶴岡豪,佐藤貴海,Qi Alfred Chen,野本一輝,小林竜之輔,田中優奈,森達哉,“ヘッドライトの反射光を悪用する敵対的パッチ攻撃の提案と評価”,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp. 401-408,2024年 (学生論文賞)
  • 小林竜之輔,野本一輝,田中優奈,鶴岡豪,森達哉,”LiDAR点群の物理的消失による誤検出誘発攻撃と防御”,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp. 409-416,2024年 (学生論文賞)
  • 田中優奈,野本一輝,小林竜之輔,鶴岡豪,森達哉,“自動運転システムの LiDAR 点群前処理フィルタに対する人工霧を用いた敵対的攻撃”,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp. 417-424,2024年 (学生論文賞)
  • 森 啓華,伊藤 大貴,福永 拓海,渡邉 卓弥,高田 雄太,神薗 雅紀,森 達哉,“プライバシーポリシーに対するユーザの理解度測定のための 大規模言語モデル評価“,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp.571-578,2024年 (優秀論文賞)
  • 髙瀬由梨,秋山満昭,戸田宇亮,若井琢朗,荒井ひろみ,大木哲史,森達哉,“AI 開発におけるセキュリティ・プライバシー・倫理・法令に関する開発者の認識と対策“,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集, pp. 595-602,2024年 
  • 若井琢朗,戸田宇亮,久保佑介,森達哉,“公開されたAI モデルに潜むリスクと新たな攻撃手法”,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp. 1250-1257,2024年
  • 佐古健太郎,森博志,高田雄太,熊谷裕志,神薗雅紀,森達哉,“スマートコントラクト脆弱性検知ツールの体系的評価”,コンピュータセキュリティシンポジウム2024論文集,pp.1799-1806,2024年
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Welcome on board!

We’re excited to announce the arrival of four new PhD students in our lab, bringing our total number of PhD students to an impressive ten! Three of these new PhD students are pursuing their studies through a unique professional doctoral program, where they continue their work at their respective companies while advancing their research with us. This blend of academic and professional experience enriches the diversity and depth of knowledge in our lab.

Our master’s students also continues to grow, with thirteen students currently pursuing various advanced studies. In addition, we are pleased to welcome eight new undergraduate students. These students are the future of our research efforts, and their energy and fresh perspectives are invaluable to our team.

The range of research topics in our lab is as diverse as it is fascinating. Our work ranges from AI security and autonomous vehicle security to Web3 security, human factor security, physical space authentication techniques, and cybersecurity. This breadth of study reflects our commitment to pushing the boundaries of what’s possible and addressing some of the most pressing challenges in technology and society today.

We’re excited to see the contributions these new and continuing students will make to their respective fields. Their hard work and dedication make our lab a vibrant and innovative place. Welcome aboard, everyone! Let’s make great strides in research together!

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研究室オープンハウス2024(学内向け情報)

研究室配属(あるいはプロジェクト研究履修)に際し、当研究室に興味がある人はオープンハウスの期間を利用して研究室訪問することをお薦めします(詳細は下記参照)。当研究室にかぎらず、研究室を選ぶ上で重要なのは研究室を主宰する教員の理念やビジョンに共感できることです。研究のスタイルが自分に合うかの判断も重要です。例えば基礎を重視するのか、応用を重視するのか。紙と鉛筆だけで研究できるのか、計算機だけで完結できるのか、実機が必要なのか、モノづくりが必要なのか。物事の本質を攻めるのか、実社会で使えるサービス化を目指すのか。レガシーを攻めるのか、流行りものを攻めるのか、流行ってもいない何か新しいものを攻めるのか。ハードやソフトを相手にするのか、人間を相手にするのか、等々。

どのような知識や技術を身につけたいかという視点も研究室選択の役に立つと思います。どの研究室でも共通するのは論理的な考え方や明快な文章の書き方や発表方法が身につくことです(特に大学院に進学すれば)。私の研究室ではこれらのことに加え、セキュリティ・プライバシーに関する専門知識と技術、そして国際的な経験値を沢山積んでほしいと考えています。そのために、レベルが高い国際会議に論文を投稿すること、そして日頃から英語で議論する経験を増やすことを重視しています。そうした場で認められるためには、明快なロジックの構成、文書作成、発表、議論が磨かれる必要があるからです。過去に研究室でどういう論文を書いてきたかは、業績のページから参照できます。

このあたりは事前に配布している研究室説明資料ではなかなか伝わりにくいと思います。教員からしても、実際に話をしてみないと学生が何を期待しているかがわからないものです。研究室を訪問して先輩学生何人かと話をしてみることで研究室の雰囲気を感じたり、実際の研究や生活に関する生の情報を収集することも出来ます。

今年の森研のオープンハウスは、対面のみ実施します。訪問を希望する人は、以下の時間帯で研究室に来てください。事前のアポは不要です。都合が良いタイミングに訪問してください。研究室の学生が複数名待機していますので、研究室に関する説明や感想を聞いたり、質問することができます。

※本学の学生のみ、オープンハウスへの訪問が可能ですのでご留意ください。

日時:
3月18日(月) 10:00-17:00
3月19日(火) 10:00-17:00
3月21日(木) 10:00-13:00

場所:63号館5F 0517室

オープンハウスでは、研究室の学生に研究室に関する説明や感想を聞いたり、質問することができます。森との個別相談を希望する場合、メールで連絡してください mori@seclab.jp

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