令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞

本研究室の主宰者である森が、令和7年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞いたしました。

この10余年取り組んできた「オフェンシブセキュリティ」(それをマイルドに表現して「能動的セキュリティ対策技術」となりました)にかかる一連の研究を評価頂いたもので、表彰対象は個人でしたが、一緒に研究を取り組んできた学生、共同研究者皆様による成果への表彰と考えています。ここに感謝いたします。

Welcome on board!

We’re excited to welcome two new PhD students, four new master’s students, seven undergraduate students, and one exchange student to our lab!

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研究室オープンハウス2025(学内向け情報)

以下の通り、研究室のオープンハウスを実施します(対面のみ)。訪問を希望する人は、以下の時間帯で研究室に来てください。事前のアポは不要です。都合が良いタイミングに訪問してください。研究室の学生が複数名待機していますので、研究室に関する説明や感想を聞いたり、質問することができます。

※本学の学生のみ、オープンハウスへの訪問が可能ですのでご留意ください。

日時:
3月17日(月) 10:00-17:00
3月18日(火) 10:00-17:00

場所:63号館5F 0517室

※教員(森)は群馬県前橋市で開催されるCSEC研究会に出張のため、両日とも不在となります

画像は生成AIによるイメージです

情報通信システムセキュリティ研究会 (ICSS)にて8件の研究発表

3月6、7日に沖縄県那覇市(沖縄県立美術館・博物館)で開催された情報通信システムセキュリティ研究会 (ICSS)にて、当研究室から8件の研究を発表しました。当日の発表の質疑応答の時間や、休憩時間等で頂きました有益なフィードバックや励ましを糧に、次の研究につなげたいと思います。

(画像は生成AIによるイメージです)

  1. 長橋舞, 加藤徹哉, 髙瀬由梨, 飯島涼, 森達哉, “フェイストラッキング技術を用いたVR個人認証方式の提案と評価“, 研究報告セキュリティ心理学とトラスト(SPT), 2025-SPT-58(12), pp. 1-8, 2025年3月.
  2. 髙瀬由梨, 秋山満昭, 戸田宇亮, 若井琢朗, 荒井ひろみ, 大木哲史, 森達哉, “AI開発におけるセキュリティ・プライバシーの認識と行動の実態調査“, 研究報告セキュリティ心理学とトラスト(SPT), 2025-SPT-58(41), pp. 1-8, 2025年3月.
  3. 戸田宇亮, 若井琢朗, 森達哉 “LLMエージェントを活用したPyPI上の悪性パッケージ大規模調査“, 信学技報, vol. 124, no. 422, ICSS2024-80, pp. 84-91, 2025年3月.
  4. 久保佑介, 若井琢朗, 森達哉 “GitHub Actionsのセキュアな運用に関する大規模実態調査“, 信学技報, vol. 124, no. 422, ICSS2024-81, pp. 92-99, 2025年3月.
  5. 平井航大, 田中優奈, 野本一輝, 小林竜之輔, 鶴岡豪, 森達哉, “自動運転システムにおける V2X 通信のセキュリティ評価フレームワーク”, 信学技報, vol. 124, no. 422, ICSS2024-105, pp. 281-288, 2025年3月.
  6. 佐藤光優, 小林竜之輔, 野本一輝, 田中優奈, 鶴岡豪, 森達哉, “自動運転におけるHDマップ改ざん攻撃の脅威と影響の評価“, 信学技報, vol. 124, no. 422, ICSS2024-106, pp. 289-296, 2025年3月.
  7. 吉澤龍一, 森達哉 ”強化学習を利用したDirected Greybox Fuzzingの検討”, 信学技報, vol. 124, no. 422, ICSS2024-109, pp. 313-320, 2025年3月.
  8. 小林竜之輔, 野本一輝, 田中優奈, 鶴岡豪, 森達哉, “データセットのアノテーション規則とMSFがLiDAR物体検出への敵対的攻撃に及ぼす影響の評価”, 信学技報, vol. 124, no. 422, ICSS2024-114, pp. 352-358, 2025年3月.

コンピュータセキュリティシンポジウム(CSS 2024)で11件の研究発表

10月22日から25日まで開催されたコンピュータセキュリティシンポジウム (CSS 2024) にて、当研究室から11件の研究を発表しました。この内、7件の発表に対して表彰を頂きました。当日発表でのフィードバック、ならびに表彰等で奨励頂きましたことを糧に、次の研究につなげたいと思います。

  • 飯島 涼,長谷川 幸己,河岡 諒,森 達哉,“rPPG 信号に基づく個人識別攻撃の提案と対策”,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp.46-53,2024年 (優秀論文賞)
  • 河岡諒,海老根佑雅,森達哉,“ステレオカメラ深度推定技術を用いたドローンの 衝突回避機構に対する錯視画像の影響評価“,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集, pp. 54-60,2024年
  • 山岸伶,藤井翔太,森達哉,“違法ソフトウェア導入を騙ったYouTube動画によるマルウェア拡散手法の実態解明“,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集, pp. 98-105,2024年 (コンセプト研究)
  • 野本一輝,福永拓海,鶴岡豪,小林竜之輔,田中優奈,神薗雅紀,森達哉,“自動運転システムのセキュリティ評価プラットフォーム Overpass による敵対的攻撃の E2E 評価“,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp. 393-400,2024年 (優秀論文賞)
  • 鶴岡豪,佐藤貴海,Qi Alfred Chen,野本一輝,小林竜之輔,田中優奈,森達哉,“ヘッドライトの反射光を悪用する敵対的パッチ攻撃の提案と評価”,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp. 401-408,2024年 (学生論文賞)
  • 小林竜之輔,野本一輝,田中優奈,鶴岡豪,森達哉,”LiDAR点群の物理的消失による誤検出誘発攻撃と防御”,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp. 409-416,2024年 (学生論文賞)
  • 田中優奈,野本一輝,小林竜之輔,鶴岡豪,森達哉,“自動運転システムの LiDAR 点群前処理フィルタに対する人工霧を用いた敵対的攻撃”,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp. 417-424,2024年 (学生論文賞)
  • 森 啓華,伊藤 大貴,福永 拓海,渡邉 卓弥,高田 雄太,神薗 雅紀,森 達哉,“プライバシーポリシーに対するユーザの理解度測定のための 大規模言語モデル評価“,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp.571-578,2024年 (優秀論文賞)
  • 髙瀬由梨,秋山満昭,戸田宇亮,若井琢朗,荒井ひろみ,大木哲史,森達哉,“AI 開発におけるセキュリティ・プライバシー・倫理・法令に関する開発者の認識と対策“,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集, pp. 595-602,2024年 
  • 若井琢朗,戸田宇亮,久保佑介,森達哉,“公開されたAI モデルに潜むリスクと新たな攻撃手法”,コンピュータセキュリティシンポジウム 2024 論文集,pp. 1250-1257,2024年
  • 佐古健太郎,森博志,高田雄太,熊谷裕志,神薗雅紀,森達哉,“スマートコントラクト脆弱性検知ツールの体系的評価”,コンピュータセキュリティシンポジウム2024論文集,pp.1799-1806,2024年
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